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革靴の臭いを取る方法、捨てる前に試した順番

革靴の臭いを取る方法、捨てる前に試した順番

夜に人の家や座敷の店で靴を脱ぐ場面があって、脱いだ瞬間の匂いが気になって眠れない。たぶん今これを読んでいる人はそういう状況だと思う。私も似たような経験がある。取引先の担当者の自宅に招かれて食事をご馳走になった前の晩、玄関で靴を脱ぐ自分の姿を想像して、急に不安になって革靴の臭いを検索した。あの夜の焦りをよく覚えている。

先に言ってしまうと、革靴の臭いは「捨てなくても」ある程度は取れる。ただ、今夜一発で完全に消える魔法はない。雑菌と湿気が原因なので、乾かして中和するという地味な作業を数日単位で続ける必要がある。ここでは、私が実際にやった順番と、正直「何日くらいで匂いが引くか」という現実的な目安まで書いておく。ほかの記事を読んでも、この「何日」がどこにも書かれていなかったので、そこは自分の経験で埋めるつもりで書く。

革靴が臭う原因は、革そのものじゃない

革靴の匂いの正体は、革が臭っているわけじゃなくて、靴の中にこもった汗と湿気を餌にした雑菌の匂いだ。足は1日でコップ1杯近い汗をかくとよく言われるけど、その汗が靴の中敷きや中の革に吸われて、そこで雑菌が増える。臭いはその雑菌の代謝物というわけで、革を消毒すればいいという単純な話でもない。

だから対策の軸は「汚れを取る」と「乾かす」の二つしかない。汚れが残ったまま乾かしても、菌の餌が残っているのでまた同じことが起きる。私はこれを知らずに何度も同じ靴を同じように干して、しばらくするとまた臭ってがっかりした経験がある。順番を間違えると、いくら時間をかけても戻ってしまう。

今夜すぐできること、お金はかからない

まず無料でできることからやってほしい。帰ってきたら中敷きを取り出せる靴なら外して、靴自体は風通しのいい場所で陰干しする。直射日光は革を傷めるので避けたほうがいい。私はベランダの日陰か玄関の靴箱の外に置くようにしている。

新聞紙を丸めて詰めるのも効果がある。新聞紙は湿気を吸う力が意外とあって、私は帰宅直後に必ずこれをやるようになった。1〜2時間で軽く湿った新聞紙を取り替えて、もう一度新しいものを入れて一晩置く。これだけで翌朝の匂いはかなり違う。

もう一つ、履いた靴をその日のうちに次も履かないこと。これが実は一番効果があると思っている。靴は履いた直後、中に湿気を含んだ状態で、完全に乾くまで最低でも1日、できれば2日はかかる。生乾きのまま履き続けると、乾く前に湿気と汗が上乗せされて雑菌が増える一方になる。3〜4足をローテーションで回すのが理想と言われているのは、この「乾かす時間を確保する」という意味が大きい。

このあたりの足元の匂いの話は、靴下や足自体のケアともつながっている。40代男性の足・靴下のにおい対策、私が靴を脱いで気づいた順番にもう少し詳しく書いたので、靴だけでなく足そのもののケアが気になる人は合わせて読んでみてほしい。

重曹・酢・消臭スプレー、どれをどう使うか

無料の乾燥だけで足りない、もう少し中和したいというときに使うのが重曹や酢、市販の消臭スプレーだ。ここは正直、どれも「万能」ではないので使い分けが要る。

重曹は靴の中の湿気と酸性の匂いをある程度中和してくれると言われている。小さい布袋やお茶パックに重曹を入れて一晩靴の中に置いておくやり方が定番で、私も試したことがある。ただ、重曹だけで強い匂いが完全に消えるかというと、それは正直難しい。汚れがひどい靴や、長年蓄積した匂いには限界がある。あくまで軽減の一つの手段として考えたほうがいい。

ホワイトビネガー(酢)を薄めた液を布に含ませて内側を軽く拭く方法も紹介されているけど、革を傷める可能性があるので、目立たない部分で試してから全体に使うくらいの慎重さがいる。私はここまで手をかけるのが面倒で、結局市販の消臭スプレーに頼ることが多い。

スプレーを使うときのコツは、靴の外側全体にかけるのではなく、つま先側を中心に一瞬だけ内部にかけること。匂いはつま先側から発生しやすいので、そこを狙う方が無駄がない。ドラッグストアで買える銀イオン配合の靴用スプレーは、価格も400円前後からあって手が出しやすい。私が店頭で見た限りでも400円を切るくらいの値段で売っているものがあった記憶があるけど、価格は店や時期によって変わるので、あくまで目安として見てほしい。

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匂いの根本原因が足の汗そのものにある場合は、靴だけでなく制汗系のケアも合わせたほうが効果を感じやすい。汗を減らせば靴に移る量そのものが減るので、ここは靴のケアと体側のケアを両輪で考えるのが結局早い。

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結局、何日で匂いが引くのか

ここが一番知りたいところだと思うので、私の実感を正直に書く。

軽い匂いなら、新聞紙による陰干しを1〜2日続けると、明らかに軽くなるのを感じられる。「臭いがほぼ気にならない」レベルまで来るには、私の場合はだいたい2〜3日はかかった。1日で完全に消えることは、まずないと思っておいたほうがいい。

強い匂い、つまり何ヶ月も同じ靴を履き続けて、汗を吸い込んだ中敷きがくたびれているようなケースだと、重曹や消臭スプレーを併用しても3〜4日は様子を見る必要がある。しかもこれは「その靴を数日休ませる」という前提があってこその日数で、毎日同じ靴を履いていたら、いつまでも匂いは取れない。

つまり、婚活のデートが明日に決まっているのに今夜対策を始めても、完全にゼロにするのは正直難しい。その場合は新聞紙での吸湿とスプレーで「明日一日をなんとかする」くらいに期待値を下げて、根本的な対策はデートが終わった後、その靴を数日休ませてじっくりやるという二段構えで考えたほうが現実的だと思う。デート前日にバタバタ対策する話はデート前日の口臭・体臭対策、私が慌ててやった順番にも書いたけど、匂い対策は「前日にやる分」と「日常的にやっておく分」を分けて考えると気持ちが楽になる。

手法を並べてみると、こう違う

いろいろな方法を試してきて、私が感じた違いを表にしておく。あくまで自分の経験ベースなので、参考程度に見てほしい。

方法効果を感じるまでの時間向いている状況弱点
新聞紙で陰干し1〜2日軽い匂い、日常のケア全般湿気が強いと新聞紙を何度も替える手間がある
重曹を靴に入れる2〜3日湿気が原因の軽〜中程度の匂い強い匂いには力不足なことが多い
消臭スプレー使った直後〜数時間明日どうしても履く必要があるとき匂いを一時的に抑えるだけで根本解決にはならない
3〜4足のローテーション継続すると1〜2週間で全体的に改善そもそも匂いが出にくい状態を作りたい人靴の数を増やす初期費用がかかる
クリーニングに出す数日〜1週間(店による)自分で処置しても改善しない靴費用がかかる、期間中その靴は履けない

見ての通り、即効性が高い方法ほど根本解決にはならず、根本解決になる方法ほど時間と手間がかかる。都合のいい組み合わせは存在しなくて、結局「その日をやり過ごす手段」と「長い目で匂いにくい状態を作る手段」を両方持っておくしかないというのが、私が試して行き着いた結論だ。

それでも取れないときは、諦めるタイミングも大事

ここまでやって数週間経っても匂いが引かない靴は、中敷きの奥や革の内部まで汗が染み込んでいる可能性がある。そういう靴は、無理に頑張るより買い替えを考えたほうが、時間もお金も結局は節約になる。革靴のお手入れ自体、どこから手をつけていいか分からないという人は革靴 手入れ 何から始める?私が最初にやった1つのことを読んでもらえると、日々のケアの入り口が見えてくると思う。

匂いの問題は靴だけでなく、体そのものの汗の質やミドル脂臭が関係していることもある。靴を変えても足元だけ匂いが気になる場合は、体側の原因を見直すほうが早いかもしれない。そのあたりは40代男性の体臭・ミドル脂臭対策、私が変えた洗い方にまとめてある。

正直、革靴の匂いを完全にゼロにする方法はない。汗をかく生き物である以上、多かれ少なかれ匂いは出るものだと思う。私がやっているのは「気にならないレベルまで下げて、履く前にひと手間かける」というだけの、地味な習慣だ。今夜できることといえば、帰ったらまず新聞紙を丸めて靴に詰めること。それだけでも、明日の朝の印象はきっと変わる。