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40代男性の爪の手入れ、清潔感は爪切りの後の一手で変わる

40代男性の爪の手入れ、清潔感は爪切りの後の一手で変わる

昨日、初めて会う人とコーヒーを飲みながら話していて、カップを持つ自分の手がふと目に入った。爪の角がギザギザで、先が少し黄ばんでいるような気がした。相手はきっと見ていない。でも自分が気づいてしまうと、その日はずっと手が気になって話に集中できなかった。

こういうこと、ないだろうか。婚活の初対面、名刺交換、書類を渡すとき。顔や髪型はそれなりに整えてきたのに、手元だけノーメンテだったと気づく瞬間。私自身、爪は「切ればいい」としか思っていなかった。切れれば清潔、伸びていなければセーフ、そのくらいの感覚だった。

でも実際は、爪切りで終わっている爪と、そのあとひと手間かけた爪では、近くで見たときの印象がけっこう違う。今日はその「ひと手間」だけの話をする。道具は増やさない。増やしても続かないのを知っているから。

爪切りだけで終わっている手、何が引っかかるのか

爪切りのあとの断面をよく見ると、たいてい角がとがっていたり、ギザギザだったりする。これ自体は誰でもそうなる。問題は、そこで終わりにしてしまうと、次に爪が伸びるまでの数日間、指先が「ひっかかる」印象を与え続けることなんですよね。

相手が意識して見ているわけじゃない。ただ、握手のときや名刺を受け取るとき、視線は一瞬手元に落ちる。そこで爪の縁がギザついていたり、爪の間に黒っぽいものが残っていたりすると、無意識に「あ」と思われる。良い印象にはならないけれど、悪い印象として言葉にもされない。だから余計に、指摘されないまま減点され続ける場所なんだと思う。

40代男性が老けて見える原因7つでも書いたけれど、清潔感を崩しているのは派手な欠点じゃなくて、こういう「手入れの空白」であることが多い。爪はまさにその代表格だと、今は思っている。

今日、家にあるものだけでできること

新しい道具を買う前に、まず今の爪切りのやり方を少し変えるだけで変わる部分がある。

爪を切ったら、そのままにせず、切った断面を指の腹で軽くなでてみてほしい。引っかかりがあれば、そこがギザついている場所。百円ショップの爪やすりでも、なければ切った断面を綿棒でこするだけでも、角は多少なめらかになる。私は最初、爪切り付属の小さいやすりを使っていたけれど、正直あれはあまり削れなくて、結局別で買うことになった。

もうひとつ、手を洗ったあとに爪の生え際やわきを親指の爪で軽くなぞって、黒ずみが残っていないか確認する癖をつけるだけでも変わる。特に爪の脇、指の側面に近い部分は見落としがちで、ここに汚れが溜まっていると「爪切りはしているのに清潔感がない」状態になりやすい。

保湿も地味に効く。爪や爪の周りの皮膚が乾燥していると、ささくれや甘皮のめくれが起きやすく、それが指先の印象をがさつかせる。ハンドクリームを持っていない人は、洗面所にある普通の保湿クリームを手に塗るときに、爪の生え際まで一緒に塗り込むだけでいい。特別なものを新しく買う必要はない。

道具をひとつだけ足すなら、ガラスやすり

ここまでは家にあるものでできる範囲の話。それでも「もう少しちゃんとやりたい」と思うなら、増やす道具はひとつだけでいい。ガラス製の爪やすりだと思う。

金属製のやすりより目が細かくて、爪の表面を傷めにくい。値段も千円前後からあって、一度買えば数年使える。私は最初、百円ショップの紙やすりタイプを使っていたけれど、削るたびに爪の表面がざらついてしまって、結局ガラス製に変えた。これは完全に好みの話で、紙やすりでも十分という人もいると思う。

使い方は難しくない。爪切りのあとに、角を丸くするイメージで軽く一方向にすべらせるだけ。往復してゴシゴシやると爪が薄くなりやすいので、そこだけ気をつけている。

甘皮や黒ずみが気になる人へ

爪の生え際のささくれや甘皮のめくれが気になる人もいると思う。ここは無理に自分でカットしようとすると、逆に炎症を起こしたり出血したりすることがあるので、私はあまり手を出さないようにしている。気になる場合は、専用のオイルを塗ってふやかしてから、優しく押し戻す程度にとどめている。それ以上気になるなら、ネイルサロンやハンドケアの専門店に一度相談してみるのもひとつの選択肢だと思う。いきなり行くのは抵抗があるかもしれないけれど、今は男性向けのメニューを用意している店も増えてきているらしい。

黒ずみに関しては、爪の間の汚れであれば爪ブラシで解決することが多いけれど、爪自体の変色が続く場合は、体調や爪の病気が関係していることもあるので、その場合は皮膚科で見てもらうのが安心だと思う。ここは自己判断せず、気になったら早めに相談したほうがいい部分。

手の保湿は爪だけの話じゃない

爪の手入れをするようになって気づいたのが、結局のところ手全体の乾燥や荒れも同時にケアしたほうが、指先の印象は整いやすいということだった。爪だけツヤがあっても、手の甲がカサついていたら台無しになる。

私は洗面所に置いている保湿クリームを、顔だけでなく手にも使うようにしてから、この二つを分けて管理するのをやめた。一本で顔も手も済ませられるタイプを使うようになってから、続けやすさが全然違う。

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面倒くさがりの自覚がある人ほど、道具や工程は増やさない方が長続きする。これは爪に限らず、髪型や眉のときにも同じことを感じた。40代男性の眉毛整え方でも書いたけれど、清潔感を作る作業は基本的に地味で、続けられる範囲でやるのが結局いちばん効く。

手元は、思っているより見られている

接客の仕事をしている知人が前に話していたのだけれど、男性が垢抜けて見えるようになる瞬間は、たいてい髪型・眉・ムダ毛の処理を整えたときらしい。爪はそこには入っていなかったけれど、私の感覚では、この三つを整えた人が最後に見落としがちなのが手元だと思う。顔周りをどれだけ整えても、握手やカップを持つ手がギザギザだったり黒ずんでいたりすると、そこだけ浮いてしまう。

爪切りのあとにやすりで角をならすこと、手を洗うたびに爪の脇を確認する癖をつけること、保湿を顔だけでなく手にも広げること。特別な道具がなくても、今日からこのくらいなら始められるはずだ。それでも物足りなくなったら、足す道具はガラスやすり一本で十分だと思う。

私自身、爪を意識するようになってから、名刺交換のときに変に手を隠すような仕草をしなくなった。それだけでも、話し方が少し落ち着いた気がしている。手元は、自分で思っているよりずっと見られている場所だから。