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40代男性のスーツしわ、私が自宅で直した順番と清潔感の話

40代男性のスーツしわ、私が自宅で直した順番と清潔感の話

夜の11時過ぎ、明日の商談用にスーツをクローゼットから出したら、肩から胸にかけて変な折り目がついていた。そんな経験、私にもあります。しかもその日に限って、朝一で取引先に伺う予定。クリーニングは開いてないし、出したところで間に合わない。とりあえずスマホで「スーツ しわ 直し方」と検索した、あの夜の自分を今でも覚えています。

結論から言うと、家にあるものだけでかなり直せます。特別な道具はいりません。お風呂の蒸気と、ハンガーと、あれば霧吹き。この3つで、明日着られるレベルまでは戻せることが多いです。ただし「完全に新品同様」にはならないので、そこだけ先に正直に言っておきます。

お風呂の蒸気だけで、まずやってみる

一番手軽で、失敗もしにくいのがこれです。お湯を張った浴槽か、シャワーを熱めにしばらく出して浴室を蒸気で満たします。そこにスーツをハンガーにかけたまま5分から10分くらいぶら下げておく。生地の繊維が蒸気を吸って緩むので、そのあと風通しのいい場所で自然乾燥させると、かなりしわが目立たなくなることが多いです。

私が最初にやったときは、蒸気の量が足りなくて「あれ、あんまり変わってないな」と思ったんですが、シャワーを5分くらい壁に向けて出しっぱなしにして、浴室のドアを閉めてしっかり湿度を上げてからやり直したら、肩のあたりのしわがすっと伸びたのを覚えています。ポイントは「熱いお湯を出し続けて、部屋全体を蒸気で満たす」ことでした。

注意したいのは、水滴が直接スーツにかからないようにすること。蒸気だけを当てるイメージで、シャワーヘッドの真下には吊るさないほうがいいです。あと、湿ったまま畳んだりクローゼットに戻すと、逆に別のしわがつくので、完全に乾くまで待つのが地味に大事なところ。

それでも取れないしわには、当て布アイロン

胸元や膝裏など、蒸気だけでは伸びきらない頑固なしわには、アイロンを使います。ただし直接生地にアイロンを当てると、テカリが出たり生地を傷めたりするので、必ず当て布を挟みます。ハンカチや薄手のタオルで十分です。

温度は「中」くらいで、スチームを使いながら軽く押し当てる程度。ゴシゴシこすらない。私は最初、しっかり押し付けすぎて、生地がちょっとつるっとした感じになってしまったことがあります。急いでいるときほど力が入るんですが、ここは軽くで十分です。

正直に言うと、家庭用のアイロンでウールのスーツを完璧に仕上げるのは難しいです。あくまで「明日一日、人前に出られるレベル」を目指すもので、本格的な仕上がりを求めるなら、やっぱりプロのクリーニングにはかないません。時間に余裕があるときは、そちらに任せるのが一番だと思います。

そもそも、しわになりにくい着方・しまい方

その場しのぎの直し方より本当は大事なのが、しわを増やさない普段の扱い方です。私がこの2年でやめたのは、脱いだスーツをそのまま椅子の背もたれにかけること。あれ、一晩でも結構しわの原因になります。

脱いだらすぐ、肩の形に合った厚みのあるハンガーにかけて、風通しのいい場所で一晩休ませる。木製や樹脂製で肩の部分が丸みを帯びているものだと型崩れしにくいです。針金のクリーニング店のハンガーは、実は肩が痩せて見えたり、型が崩れやすかったりするので、私は普段使いには向いていないと感じています。

それから、毎日同じスーツを着ないこと。最低でも2着を着回して、一日着たら中一日は休ませる。生地は着ている間に汗や湿気を吸っているので、そのまま連続で着るとしわも臭いも取れにくくなります。この「休ませる」という発想、私は営業を始めて10年以上知らなくて、ずっと2着を交互どころか1着をローテーションのメインにして着倒していました。

ズボンの膝とお尻のたるみは、しわとは別問題

上着のしわは蒸気とアイロンでなんとかなりますが、ズボンの膝が出てきたり、お尻がテカってきたりするのは、また別の話です。これは正直、家庭でのケアには限界があって、生地の繊維がすでにへたっている状態なので、クリーニング店のプレス仕上げに頼るのが早いです。

普段からできることとしては、椅子に座るときにお尻の部分の生地を軽く持ち上げてから座る、階段の上り下りで膝を無駄に曲げ伸ばししない、くらいの小さな習慣です。目立たない違いですが、数ヶ月単位で見ると差が出てきます。

しわが気になる人ほど、他の減点にも気づきやすい

ここまで書いてきて思うんですが、スーツのしわを気にして検索するくらいの人は、たぶん他の身だしなみにもちゃんと目が向いている方だと思います。逆に言えば、しわだけ直しても、シャツの襟の黄ばみや靴のかかとのすり減りが放置されていると、そこで印象が戻ってしまうこともあります。

ワイシャツ首元の黄ばみ、落とし方と私が変えた予防習慣は、スーツと同じくらい見られている部分なので、一緒に見直しておくと安心です。靴に関しては革靴 手入れ 何から始める?私が最初にやった1つのことにまとめたので、こちらも参考にしてもらえたらと思います。

服そのものについては、私は正直、高いものを揃える必要はないと思っています。ブランドより清潔感。40代が背伸びをやめたら印象が良くなった話にも書きましたが、しわがなくて清潔に見えることの方が、値札の数字より効いてくる場面が多い気がします。婚活の場での服装で迷っている方は40代男性の婚活服装、ユニクロで整えた私の実例もあわせてどうぞ。

今夜、とりあえずやること

明日どうしても着なきゃいけないスーツがあるなら、今からお風呂の蒸気で試してみるのが一番早いと思います。時間がなければ、上着だけでもハンガーにかけて浴室に5分。それだけで、朝の印象はけっこう変わります。

完璧を目指す必要はないです。しわが全部消えなくても、清潔に見えるかどうかは、しわの有無だけじゃなくて、姿勢や表情、あとは襟や靴が整っているかどうかでも変わってきます。今夜できることをひとつやって、あとは明日の自分に任せる。私はいつもそのくらいの気持ちで、なんとかやってきました。