お見合いの会話、話題に困らない40代の準備の仕方

お見合いを数日後に控えて、夜中にこれを検索している人の気持ち、正直よく分かる。私も一度、40代で結婚相談所を通したお見合いを経験していて、前日の夜に「話題 ネタ帳」みたいなものをスマホで漁った記憶がある。沈黙が怖いんですよね。相手を退屈させたくない、かといって喋りすぎて自分語りのおじさんだと思われたくない。その両方を気にしすぎて、結局何も準備できずに当日を迎えそうになった。
先に言っておくと、話題のリストを暗記しても当日はほぼ役に立たない。私はそれで一度失敗している。用意していた「休日の過ごし方」の話を無理やり切り出したら、相手が明らかに戸惑った顔をした。台本通りに動く自分に相手も気づくんだと思う。
話題より先に、聞く姿勢を決めておく
お見合いの会話で一番大事なのは、実は「何を話すか」じゃなくて「どう聞くか」だった。これは終わってから気づいたことなんですけどね。
こちらが一方的に喋る時間を減らして、相手の話に「へえ、それでどうなったんですか」と一言足すだけで、会話は勝手に転がっていく。40代になると、無意識に「うまく話さないと」という力みが出やすい。営業の場だとそれで数字が取れることもあるけど、お見合いの場では逆効果になりやすいんですよね。相手はプレゼンを聞きに来ているわけじゃないので。
私がやって良かったのは、質問を3つくらいふわっと頭に置いておくことだった。「休日は何をして過ごすことが多いですか」「今のお仕事は長いんですか」「このあたりにはよく来られるんですか」。この3つ、正直どれもありきたりだと思う。でもありきたりでいい。奇をてらった質問をして変な空気になるより、平凡な質問に対して丁寧に相槌を打つほうが、印象はよほど良くなる。
実際に使いやすかった話題、使わなかった話題
私の場合、当日話が続いたのは「食べ物の話」だった。好きな店の話、実家の味の話、旅行先で食べたものの話。これは失敗が少ない。相手の好き嫌いや価値観がさりげなく見えるし、盛り上がらなくても気まずくならない。
逆に避けたのは、仕事の自慢めいた話と、前の結婚や交際についての話。聞かれてもいないのに「昔は」「前の相手は」と話し始める男性は、お見合いの場では結構いるらしい。知人の結婚相談所のカウンセラーに聞いた話だけど、過去の話を自分から掘り下げる男性は、それだけで警戒されやすいことがあるそうだ。悪気はなくても、比較されている気がしてしまうらしい。
政治や宗教の話も、私はしなかった。これは定番と言えば定番だけど、40代同士だと妙に熱が入ってしまう人がいる。初対面でそこに火がつくと、修復が難しい。
休日の過ごし方の話をするときも、私は「インドア派なので家で映画を見ることが多いです」くらいで止めておいた。趣味を細かく語りすぎると、それだけで一時間喋れてしまうタイプの人が実は結構いる。私自身がそうだった。気をつけないと相手の相槌が減っていくのに気づかない。
服装や身だしなみについて事前にどう整えたかは、こちらにまとめてある。 お見合い 服装 男性40代、私が前日に決めた組み合わせ
沈黙は失敗じゃない
これ、当時の私が一番知りたかったことなんですけど。沈黙が三秒続いただけで「終わった」と思ってしまう人は多いと思う。私もそうだった。でもカウンセラーいわく、お見合いの沈黙のほとんどは、相手も次の話題を考えている間の沈黙で、気まずさを感じているのはこちらだけのことが多いらしい。
沈黙が怖くて早口で次の話題に飛びつくより、「お茶、美味しいですね」くらいの一言を挟んで間を作ったほうが、落ち着いた印象になる。40代の男性に求められているのは、テンポの良さより落ち着きだと私は思っている。若い世代の婚活のノリをそのまま持ち込むと、逆に浮いてしまう気がする。
結婚相談所を通す場合、事前にカウンセラーが相手の情報をある程度教えてくれることが多いようだ。趣味や出身地くらいは聞いておいて、それを話題の取っ掛かりにするのは全然ずるくない。むしろ相手への準備として自然なことだと思う。相談所を使うかどうかで迷っている人は、こちらも読んでみてほしい。 結婚相談所 40代男性の現実、始める前に私が知っておきたかったこと
会話の中身より先に、相手が気にしていること
正直に書くと、お見合いの会話の中身って、実はそこまで内容で決まっていない気がする。むしろ「この人と話していて疲れないか」「清潔な人かどうか」を、相手は会話の間ずっと無意識にチェックしているものだと思う。
これは接客業で長く働いている知人から聞いた話なんですけど、対面で人と接する印象は、話す内容よりも先に、髪型や身だしなみで決まってしまうことが多いらしい。話が弾んでいても、口元が気になったり、距離が近くなったときに匂いが気になったりすると、それだけで相手の集中が途切れてしまうことがあるという。せっかく良い話題を用意しても、そこで台無しになるのはもったいない。
私は前日、口臭のケアだけは念入りにやった。会話中、意外と自分では気づきにくい部分なので。
口臭ケアの基本(舌ブラシとマウスウォッシュ)をまとめページで確認する対策の順番については、こちらに詳しく書いている。 デート前日の口臭・体臭対策、私が慌ててやった順番
終わり方も、実は準備できる
会話の中身をどれだけ準備しても、最後の別れ際がぎこちないと印象が薄まる。私は「今日はありがとうございました、楽しかったです」とだけ短く伝えるようにした。次に会いたいかどうかの判断は相談所側でやってくれるので、その場で無理に踏み込む必要はない。
お見合いの会話は、正直、台本通りにはいかない。私が用意した話題の半分は使わなかったし、逆に用意していなかった相手の実家の話で意外と盛り上がったりした。準備しておくべきなのは、完璧な話題リストじゃなくて、沈黙しても焦らない心構えと、相手の話に乗っかる余白だったんだと思う。
明日お見合いを控えている人がいたら、今夜やることは話題を100個考えることじゃなくて、質問を3つだけ決めて、あとは鏡の前で身だしなみを一度確認することくらいでいいと思う。それだけで、当日の自分は少し落ち着けるはずだ。