40代男性の汗、ハンカチ持ち歩き方と選び方の私の答え
会議の前、コピー機のそばでこっそり脇の下を触った経験、ありませんか。私はあります。それも一度や二度じゃない。
40代に入ってから、汗のかき方が変わった気がしていました。20代の頃は運動した時くらいしか気にしなかったのに、今は打ち合わせの移動中や、ちょっと早歩きしただけで額や首筋がじわっとくる。ポケットに入っているのはくしゃくしゃになった、いつ洗ったか記憶にないハンカチ一枚。それを取り出して顔を拭いた瞬間、相手の視線がふっと動いた気がして、なんとも言えない気まずさが残った。あの感覚、たぶん同じ40代の男性なら分かってもらえると思います。
なぜ40代になって汗の悩みが増えるのか
これ、加齢のせいだけじゃないんですよね。私も最初は「歳とったな」で片付けていたんですが、調べていくと自律神経の働き方が変わってくることが関係しているらしい。若い頃より汗腺の調整が下手になって、暑くもないのにどっと出たり、逆に汗をかききれずに体温がこもったりする。基礎代謝が落ちる一方で、内臓脂肪がつきやすくなることも汗のにおいや量に影響すると言われています。
ここは断定できるところではないので「らしい」止まりにしておきますが、少なくとも「自分だけがおかしい」わけではないというのは、知っておくと少し気が楽になります。汗染みの対策については別の記事で自分なりに整理したことがあるので、ワイシャツの脇が気になる方は40代男性の汗染み対策、ワイシャツの脇を私が見直した順番も合わせて読んでみてください。
今回はその手前、「そもそもハンカチをどう持ち歩けば清潔に見えるか」の話です。
何を揃えるかより、何枚・どこに入れるか
正直に言うと、ハンカチ選びで悩む必要はそこまでないと思っています。世の中のハンカチ紹介を見ると、ブランドがどうとかプレゼントに向くデザインがどうとか、そういう話ばかりなんですが、自分用に使う分にはそこまで気にしなくていい。それより大事なのは「本数」と「収納場所」でした。
私は今、平日は最低2枚持ち歩いています。1枚は顔や首を拭く用、もう1枚は手を洗った後専用。この2枚を分けるようになってから、汗を拭いた後のハンカチで手を拭くという、地味に不衛生なことをしなくなりました。汗をかきやすい季節、特に商談やデートの前は3枚目を鞄の内ポケットに予備として忍ばせています。
収納場所も、実はけっこう印象を左右します。スーツの内ポケットに入れっぱなしにしていると、体温と湿気でハンカチ自体がしっとりしてくることがある。それを知らずに使うと、余計に汗を広げるだけになってしまう。私はズボンのポケットには入れず、上着の内ポケットか、鞄の中の小さいポーチに分けて入れるようにしています。ポーチは百円ショップのもので十分で、ここに予備のハンカチと、後で触れる制汗シートを一緒に入れておくと、いざという時に慌てません。
素材で変わる、拭いた後の印象
素材の違いは、正直そこまで気にしていない人が多いと思います。でも触ってみると全然違うんですよね。私は最初、綿の薄いハンカチを何枚も持っていたんですが、吸水性が思ったより弱くて、拭いても拭いてもすぐ湿ってくる感じがありました。今はガーゼ地のものに替えています。
数値で正確に比較できるデータは見つからなかったので、あくまで私が実際に使ってみた体感での話として、目安程度に見てください。
| 素材 | 吸水性の体感 | 乾きやすさ | シワになりやすさ | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| 綿(タオル地でない普通の綿) | 普通 | 早い | シワになりやすい | 薄手で荷物を軽くしたい人 |
| ガーゼ地 | 高め | やや早い | シワは目立ちにくい | 汗をよくかく人 |
| パイル地(今治タオルなど) | 一番高い | やや遅い | 型崩れしにくい | 汗の量が多い日 |
| リネン | 低め | 早い | シワになりやすい | チーフとして見た目重視の人 |
私はパイル地を1枚、ガーゼ地を1枚、という組み合わせに落ち着きました。パイル地は厚みがある分、拭いた後のポケットの中がもたつくのが難点で、そこはリネンやガーゼ地の方が持ち歩きやすい。結局は好みだと思いますが、汗の量が多い自覚がある人は、まず1枚パイル地を試してみるのはありだと思います。
ハンカチだけでは足りない、という現実
ここ、正直に書いておきたいところです。ハンカチって、あくまで「表面の水分を拭き取る」道具なんですよね。皮脂や汗が乾いた後のにおいまでは取れない。私も最初、ハンカチさえあれば大丈夫だと思っていたんですが、拭いた後に鏡を見ると、脂っぽいテカリが残っていることに気づいて、これはハンカチの限界だなと感じました。
ここで役に立つのが制汗シートです。汗や皮脂を先に拭き取って肌表面をいったん整えてから、必要ならデオドラントを重ねる、という順番が自分には合っている気がしています。ハンカチはあくまで「見た目の水分」を拭くもの、シートは「肌のコンディションを整える」もの、という役割分担で考えると使い分けがしやすくなります。
私の場合、夏場は鞄のポーチにハンカチ2枚とシートを一つまとめて入れておいて、外出先のトイレで顔と首筋、あと気になる時は脇までさっと拭いてから、ハンカチで水分を軽く整える、という順番でやっています。これをやるようになってから、午後の商談前の「なんとなく気まずい」感覚がだいぶ減りました。体臭そのものが気になる方は、40代男性の体臭・ミドル脂臭対策、私が変えた洗い方にも自分なりの整理を書いているので、よければ見てみてください。
見た目でやってしまいがちな失敗
ビジネスシーンやデートの場で、ハンカチが逆に印象を下げてしまうパターンがいくつかあります。私が実際にやらかしたのは、ハンカチにシミが残ったまま使い続けていたこと。汗を拭いているうちに黄ばみのようなものがついて、それに気づかず何日も使っていました。相手からすると、それが一瞬でも目に入ると「あ、これ洗ってないのかな」と思われかねない。
あとはシワです。ポケットに入れっぱなしでくしゃくしゃになったハンカチを、そのまま取り出して使う。これも清潔感という点ではマイナスに働きやすい。私は今、朝出かける前にハンカチを軽くたたみ直す習慣をつけました。たった10秒程度の作業ですが、これをやるかやらないかで見た目の印象がだいぶ違います。
色柄も、実は地味に効いてきます。無地の白や薄いブルー、控えめなチェックあたりは、ビジネスでもデートでも合わせやすい。逆に派手な柄物は、若い頃なら似合っても40代になると少し浮いて見えることがあるので、私は無地中心に落ち着きました。この辺りは若作りを狙う話ではなく、単純に「浮かない選択」をしているだけです。
洗濯と手入れ、面倒はできるだけ減らす
正直、毎日アイロンをかけるのは続きません。私も最初は頑張ろうとしたんですが、3日で挫折しました。今はイージーケアの、アイロンなしでもある程度シワが目立たない素材のものを選んで、洗濯機で洗った後は軽く手で伸ばして干すだけにしています。
枚数を多めに持っておくと、洗濯のローテーションにも余裕ができます。私は5枚くらいをまとめ買いして、週の半ばで洗濯をかけても常に清潔なものが2〜3枚手元にある状態を保っています。枕カバーなど、においが染み付きやすい布製品の洗い方に関しては枕カバー臭い取れない原因と洗い方、私が試して分かった順番でも触れていますが、ハンカチも同じで、においが染み付く前の段階でこまめに洗うのが結局いちばん楽です。
今日、鞄の中を一度だけ確認してみる
ここまで色々書きましたが、いちばん最初にやってほしいのは、実は買い物でも道具集めでもありません。今使っているハンカチを鞄やポケットから出して、シミやシワがないか、においが染み付いていないか、一度確認することです。それだけで、今の自分の清潔感がどのくらいのラインにあるか、なんとなく分かると思います。
そこで「あ、これはちょっと」と感じたなら、まずは予備の1枚を鞄に足すところから始めればいい。素材にこだわるのも、制汗シートを併用するのも、その後で十分間に合います。清潔感全体をどう整えていくかについては40代男性の清潔感は何から?私が変わった順番5つとセルフチェック10項目にまとめているので、ハンカチ以外の部分も気になってきたら覗いてみてください。
汗をかくこと自体は、恥ずかしいことでも何でもないと思っています。ただ、拭った後の一枚がくたびれているかどうかで、相手に残る印象は静かに変わる。私はそれに気づくのに20年かかりましたが、あなたはもう少し早く気づけたということで、十分だと思います。